第101回全国高校野球選手権岩手大会の決勝戦が2019年7月25日に岩手県営野球場で行われ、花巻東高校と大船渡高校が甲子園出場をかけて戦いました。
結果は2−12で大船渡高校が花巻東高校に惨敗する形になりました。
大船渡高校には「令和の怪物」と呼ばれる逸材・佐々木朗希(ささきろうき)選手がいるのですが、なぜ10点もの大差をつけられて敗退してしまったのでしょうか。
大敗を喫したこの決勝戦ではエースの佐々木朗希選手が登板する機会がありませんでした。
佐々木朗希選手に投げさせないという決断をしたのは大船渡高校の国保監督でした。
佐々木朗希さんを登板させなかったことで大船渡に批判が殺到しているらしいのですが、国保監督が佐々木朗希さんを登板させなかった理由が衝撃だと話題になっています。
佐々木朗希のプロフィール
佐々木朗希(ささきろうき)
・出身地 岩手県陸前高田市
・身長 190cm
・体重 86kg
佐々木朗希さんは2001年生まれの高校3年生です。
まだ17歳の天才投手佐々木朗希さんは岩手県陸前高田市出身で、東日本大震災発生当時は小学校4年生でした。
その後は猪川小学校に転校し、大船渡中学、大船渡高校へ進学しました。
身長190cm、体重86kgという恵まれた体格の佐々木朗希さん、実はまだ身長が伸び続けているのだとか!
通常16歳くらいまでで骨の成長は止まるようですが、佐々木朗希さんはまだ骨が成長しきっていないため現在も身長が伸びているようです。
身長が伸び続けるのはいいことのように思いますが、骨が成長しきっていないと故障の原因になったりすることもあるようです。
高校進学の際は阪神の藤浪晋太郎選手などを輩出した甲子園にも常連の大阪桐蔭など野球の強豪校からの誘いを断っていました。
大阪桐蔭から誘いが来たら普通なら嬉しくて舞い上がってしまうと思いますが、佐々木朗希さんは冷静でした。
佐々木朗希さんが大阪桐蔭の誘いを断った理由が「中学から一緒に野球をしている仲間と甲子園を目指したい。」というのも驚きです!
中学3年生の時からすでに大人に対しても自分の考えをしっかりと伝えられる立派な少年だったのですね。
佐々木朗希の凄さ
佐々木朗希さんの凄さは一体どこにあるのでしょうか。
何と言っても佐々木朗希さんの凄さの一つはその投球スピード!
高校1年夏の大会で147キロをマークし一躍注目を集め、高校2年の夏に154キロ、秋には157キロをマーク、U18日本代表合宿で驚異の163キロを計測しますます注目度が高まっています。
そしてコントロールの良さも佐々木朗希さんの凄さの一つです。
ストレートを投げる時のコースの投げ分けはもちろんのこと、フォークやスライダーなどの精度も高いと評価されているようです。
ただでさえスピードのある投球ができるのに、投げる球の種類が豊富であることはこの先も大きな武器になるでしょう。
佐々木朗希を大船渡・国保監督が投げさせなかった理由が衝撃!
2019年7月25日の花巻東高校との決勝戦に佐々木朗希選手の当番機会が一度もないまま、2−12の大差で甲子園出場を逃した大船渡高校の国保監督に対して賛否両論の声が寄せられています。
国保監督が佐々木朗希選手に投げさせなかった理由をこう語っています。
故障を防ぐため。投げられる状態ではあったが、3年間で一番壊れる可能性の高い試合だった。後ろからや代打でというのもまったくなかった。私には決断できませんでした。後悔は特にないです。
163キロの豪速球を投げられる選手はなかなかいないですし、連投続きで疲れもたまっている佐々木朗希選手の将来を考えての判断でした。
国保監督は筑波大学出身で最新のトレーニング知識も豊富で、自身が米独立リーグでのプレー経験もある人物で、故障リスク回避のために普段から細心の注意を払っています。
もちろん、甲子園に出場するという同じ目標を掲げて練習してきた選手は佐々木朗希さんだけではありません。
保護者やOBなどの周りの期待も大きかった中で、佐々木朗希選手を起用しないという判断を下したのです。
世間の反応
国保監督の判断についてリアルな世間の反応はどうなっているのでしょう。
賞賛コメント
地方大会決勝でエースの佐々木君を投げさせなかった大船渡高校の国保監督。
まだ骨が出来てない佐々木君の将来を思っての事。
監督は自分の為だけを考えてたら100%投げさせただろう。甲子園出場監督の称号は喉から手が出る程欲しいはず。
アスリートファーストの素晴らしい監督だと思う。
— 合法先生 (@barbeejill3) July 25, 2019
朝からワイワイ言われてますが「大船渡高校を選んでよかったなと思います」←ここに答えが出ています。監督の判断は正解です、高校野球はクラブ活動で、教育の一部ですから❗ #大船渡高校 #国保監督 #佐々木朗希 pic.twitter.com/Eo3gWaZX9i
— TAKE7700 (@take7700gh5fs) July 26, 2019
大船渡高校・佐々木朗希を登板させなかった国保監督の判断について
原辰徳監督
「苦渋の選択の中で熟考しながら結論を出したということ。彼と皆さんで決断したことが正しかったと思います」松坂大輔
「監督さんは難しい判断だったのでは。佐々木くんを壊すわけにはいかないですからね」 pic.twitter.com/KZtoDp5pLN— やすぽんくん(新垢) (@yasumaro_0421) July 25, 2019
批判コメント
大船渡高の佐々木選手、決勝で登板がなく花巻東に敗れてしまった😭
何故決勝で登板させなかったのか?
国保監督にがっかり😤
18日10対0、21日4対2、昨日5対0と
登板し勝利してます。
何故決勝の舞台に合わせる事を考えなかったのか?点差が開いた試合は休ませる事が出来たはず!#佐々木 #高校野球 pic.twitter.com/4rGwziGWwS— ビックダディー (@L0BhLL0JuDtKORs) July 25, 2019
大船渡高校の国保監督の考えについて
盛岡四高には194球の完投
一工高には点差が開いてる中で継投せずに完封「故障させたくない」と言う割にはこれまでの試合展開的に発言に説得力がないと思う。
準決勝では継投させて決勝で投げさせてほしかったな。
決勝で負けたら初戦敗退と同じなんだよ? pic.twitter.com/S1B6Z4PHNh— Rakuten わしほー! (@RakutenEagls27) July 25, 2019
国保監督の采配に対して、「甲子園に行く気ないのか」と批判する人もいれば、「よく判断した」と賞賛する人もいるようです。
普段の練習から佐々木朗希選手のことを指導してきた国保監督が本当は誰よりも佐々木朗希選手に投げさせてあげたかったはずです。
佐々木朗希を大船渡・国保監督が投げさせなかった理由等まとめ!
高校生活最後の年に大船渡・佐々木朗希(ささきろうき)選手を国保監督が投げさせなかった理由などを紹介しました。
個人的には佐々木朗希選手の将来を考えての英断だったと思います。
佐々木朗希選手が誰よりも投げたかったでしょうし悔しい思いをしていることに違いはないのですが、ここで故障して将来の可能性を潰してしまうのはあまりにも惜しいですから納得しているのではないでしょうか。
甲子園で活躍する佐々木朗希選手を見ることは叶いませんでしたが、将来プロ野球やメジャーリーグで活躍する姿を見ることを楽しみにしています♪