アリーナ・ザギトワさんといえば、2018年の平昌オリンピックで金メダルに輝いたロシアの女子フィギュアスケート選手ですね!
15歳という若さで初出場ながらオリンピックを制し、美しいルックスと華麗なパフォーマンスで一世を風靡したアリーナ・ザギトワさんですが、2022年に開催される北京オリンピックには出場しない事が分かっています。
確かな実力を持ちながら、なぜ北京オリンピックに出ないのでしょうか?
ザギトワさんはもう引退しているのでしょうか?
過去の引退騒動も含め調査しました!
サギトワが北京オリンピックに出ない理由
アリーナ・ザギトワさんは、競技から1年以上遠ざかっている事などを理由に、2021年~2022年シーズンのロシア女子代表メンバーには選ばれておらず、事実上北京オリンピック出場の道は絶たれています。
この事は、ロシア通信が2021年5月14日に報じています。
事実、アリーナ・ザギトワさんは2019年12月のフィギュアスケートグランプリが最後の大会出場となっています。
最後の大会ではFS(フリースケーティング)の演技中に3回転ルッツで転倒し、その後も立て続けにミスが出て悲惨な判定結果となり、総合5位という成績で、表彰台には立てませんでした。
ザギトワの引退騒動
アリーナ・ザギトワさんはグランプリ出場後、ロシア選手権と欧州選手権への出場を辞退しています。
その直後の2019年12月13日に、ロシアの国営テレビで競技活動の一時停止を宣言しています。
しかし、一部メディアで「事実上の引退」と報じられたことによって引退騒動のような事態になりました。
アリーナ・ザギトワさんはそれに対し、Instagramで「まだロシア代表チームに所属しており、国際大会で自分の国のためにプレーすることができます」などと引退はしない考えを示しています。
ザギトワが活動停止を宣言した理由
アリーナ・ザギトワさんは2020年2月16日に放送された『激動!フィギュア新時代~女王ザギトワ 引退騒動の真実~』という番組内で、引退騒動の真相について語っています。
以下に、アリーナ・ザギトワさんの発言を要約しました。
・活動休止については、事前にコーチと「シーズン前半は活動を続け、その後は様子を見る」と決めていた
・オリンピックを制し、目標を達成したことによるモチベーションの低下で、当時は競技続行が不可能だった
アリーナ・ザギトワさんの成績不振・活動停止の原因は、自身を奮い立たせるほどのモチベーションを見出せなかった事だったのです。
オリンピックの他に、ジュニアグランプリファイナル・世界ジュニア選手権・グランプリファイナル・欧州選手権・世界選手権など、主要国際大会全てのタイトルを手にしたので、目標を見失ってしまってもおかしくはありませんね。
ザギトワは引退した?
アリーナ・ザギトワさんはまだ引退表明はしていませんが、事実上は引退しているような状況です。
ロシアの名コーチであるタチアナ・タラソワさんは、アリーナ・ザギトワさんがロシア代表に選ばれなかった時点で「ザギトワのキャリアは終わった」と明言しています。
フィギュアスケートは基本的に選手寿命が短く、特に、成長で体の変化が起きやすいジュニアからシニアへの転換期や、シニア転向後に選手生命を終える選手が多いです。
更に、ロシア女子選手は日本女子選手よりも選手寿命が短いといわれていて、20歳前後の選手の引退が多く見られます。
アリーナ・ザギトワさんも、もし現役続行していたとしても選手寿命の壁に当たっていたかもしれません。
ザギトワの現在
アリーナ・ザギトワさんは、現在は学業やモデル、タレント活動などに身を入れていて、ロシアの番組『アイスエイジ』で司会として活躍するなど、フィギュアスケートの競技からは遠ざかっています。
2020年8月にはロシアの大学にあたる、『国家経済行政アカデミー(RANEPA)』に入学する事を公表していて、同大学のHP内のインタビューではスポーツキャスターになりたいと語っています。
また、2021年5月23日には来日し、アイスショーを行ったり、自身が出演する映画『ハチとパルマの物語』の上映会で舞台挨拶をしています。
これらの事から、アスリートとしての第一線は退いた事がうかがえます。
先述したようにフィギュアスケートの選手寿命は短いので、アリーナ・ザギトワ選手のように一旦活動を停止して、今後の自身の人生について冷静に考えて、新しいことにチャレンジするというのは、とても賢い選択だともいえますね。
まとめ
フィギュアスケート界で輝かしい功績を残したアリーナ・ザギトワさんですが、最後は悔し涙を流す事となりました。
ですが数々の大会を制し、自身が納得した上で競技から離れて、新たな道に挑戦している彼女は、常に前を向いています。
これから、新たな夢に向かって努力し、更に活躍の場を増やしていくであろう彼女を応援してあげましょう!