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TSUGARU(津軽)吉幾三の歌詞の意味・標準語訳!津軽弁ラップ!

TSUGARU(津軽)吉幾三の歌詞の意味・標準語訳!津軽弁を変換!

吉幾三の新曲、TSUGARU(津軽)の標準語の意味!

津軽弁のラップを標準語に訳して紹介しています。

吉幾三さんが「津軽の人にしか意味が分からないと思う」と言った歌詞の意味を実際の歌詞と比較して見ていきましょう!

TSUGARU(津軽)の標準語の意味の後には津軽弁の豆知識もあるので是非そちらもご覧になってくださいね。

吉幾三さんの新曲「TSUGARU」の意味、さっそく見ていきましょう。

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TSUGATU(津軽):吉幾三 歌詞の意味(標準語訳)一番

TSUGATU(津軽):吉幾三 歌詞の意味(標準語訳)一番

おめだのじこばば どしてらば?
(あなた達のお爺さんお婆さんはどうしてる?)

おらえのじこばば きょねんしんだね
(私の家のお爺さんとお婆さんは去年亡くなったよ)

おめだのあにさま どしてらば?
(あなた達の息子はどうしてる?)

あらえのあにさま 知らねじゃわ
(うちの息子はどうしているか知らないよ)

かみさいっだて きいたばって
(東京に行ったと聞いたけど)

かみのどのどさ 行っだがや?
(東京のどこに行ったのか)

さっぱどわがねじゃ おいのあに
(さっぱりわからない、うちの息子)

ばかこでばかこで しかたねね
(バカでバカで仕方ないんだよ)

おめだのあねさま どしてらば?
(あなた達の娘はどうしてる?)

おらえのあねさま アメリカさ!
(うちの家の娘はアメリカだよ)

嫁こさなったて なねたてば
(嫁に行って何年経ったって)

もどってこねねろ ばかこだね
(戻ってこないんだよバカな子だよ)

わらしこでぎだて きいだばて
(子供ができたって聞いたけど)

おどごわらしな おなごだな
(男の子なのか女の子なのか)

祝いのじぇんこも つつまねで
(お祝いのお金も包まずに)

ほんとにめわぐば かけてらじゃー
(本当に迷惑をかけてしまっているよ)

しゃべれば しゃべたって しゃべられる
(言えば言ったと言われるし)

しゃべねば しゃべねって しゃべられる
(言わなければ言わないと言われる)

しゃべれば いいのか わるいのか
(言えば良いのかダメなのか)

しゃべねば いいのか わるいのか
(言わなければ良いのかダメなのか)

春夏秋冬 知ってっが?
(春夏秋冬を知ってるか?)

花咲き ねぶたに 紅葉と
(桜が咲いて、ねぶた、紅葉と)

雪降る厳しい 四季感じ
(雪が降る厳しい四季を感じて)

生きてることを知ってっが?
(青森で生きていることを知っているか?)

HEY HEY HEY…

津軽の言葉をなめんじゃねえ
(津軽の言葉を舐めんじゃねえ)

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TSUGATU(津軽):吉幾三 歌詞の意味(標準語訳)二番

TSUGATU(津軽):吉幾三 歌詞の意味(標準語訳)二番

なぼでもふるだね ゆべながら
(いくらでも降るんだよ昨夜から)

どこさもいけねじゃ こいだばや
(どこにも行けないよこの雪なら)

すべっておけたね あのはしで
(滑って転んだよあの橋で)

おどげらんかん ぶつけたね
(アゴを欄干にぶつけたんだよ)

なじぎどどんじさ いぼでぎて
(おでことお尻にイボができて)

いまからいぐだね いしゃこさな
(今から行くんだ病院に)

なんだかしらねじゃ ゆべながら
(何だか分からないけど昨夜から)

いだくてまねはで いでぐるじゃ
(痛くてダメだから行ってくるよ)

よろたとひじゃかぶ おたてまて
(太ももと膝が参ってしまって)

そごらもいしゃこさ みでもらて
(その辺も医者に診てもらって)

ゆこさもはいってくるだね きょう
(温泉にも入ってくるんだよ今日は)

ばげにはもどるね えさこなさ
(晩には戻るからウチにおいで)

もやしとねぎへだ もつくべし
(もやしとネギを入れたモツ鍋を食べよう)

いっぺいやるべし こにゃこんにゃ
(一杯やろうよ今夜)

あぱだきゃいねね だもいねね
(嫁はいないって、誰もいないって)

でんわこかげるね もどればなー
(電話かけてくるって戻って来れば)

しゃべれば しゃべたって しゃべられる
(言えば言ったと言われるし)

しゃべねば しゃべねって しゃべられる
(言わなければ言わないと言われる)

しゃべれば いいのか わるいのか
(言えば良いのかダメなのか)

しゃべねば いいのか わるいのか
(言わなければ良いのかダメなのか)

今なら会えるし 帰るなよ
(今なら会えるからまだ帰るなよ)

季節は自然に待っている
(季節は何も言わずに待っている)

何年ふるさと背を向ける
(何年ふるさとに背を向けているんだ)

そのうち絶対バチあたる
(そのうち絶対にバチが当たるぞ)

HEY HEY HEY…

生まれた津軽を舐めんじゃねー
(生まれた津軽を舐めんじゃねー)

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TSUGATU(津軽):吉幾三 歌詞の意味(標準語訳)三番

TSUGATU(津軽):吉幾三 歌詞の意味(標準語訳)三番

あおもり ひろさき ごしょがわら
(青森、弘前、五所川原)

はちのへ むつに あじがさわ
(八戸、陸奥に鯵ヶ沢)

くうものめべし さけこまだ
(食べ物は美味しいし酒もまたうまい)

さんぽううみこさ かごまれて
(三方を海に囲まれて)

そいでもででゆぐ ばかこいる
(それでも出ていく馬鹿がいる)

もどってこねねろ わらはんど
(戻ってこないんだよ若者が)

かえればおみやげ もだへでや
(帰るときお土産持たせてさ)

くるとぎ まいにち くたこたね
(来るときは毎回何も持ってきやしない)

かしだきゃいらねじゃ じぇこけれじゃ
(お菓子はいらないから金をくれよ)

たはたさんりん どしたばや
(田んぼと畑さんりんどうした?)

しんだらうるだべ なもやねじゃ
(自分が死んだら売るから何もやらないよ)

ひゃくまでいぎるだ なもやねじゃ
(100歳まで生きるから何も渡さないぞ)

ばげてでてやる しんでから
(化けて出てやるんだ死んでから)

まぐらもどさたってやる
(枕元に立ってやる)

おぼえておがなが このわらし
(しっかり覚えておけよ、このガキが)

おめだちとしとりゃ おなじだね
(お前たちも歳をとれば同じだよ)

しゃべれば しゃべたって しゃべられる
(言えば言ったからと言われるし)

しゃべねば しゃべねって しゃべられる
(言わなければ言わなかったと言われる)

しゃべれば いいのか わるいのか
(言えば良いのかダメなのか)

しゃべねば いいのか わるいのか
(言わなければ良いのかダメなのか)

しあわせなんだとおもうなら
(幸せだと思うなら)

うんだりょうしんあいにきな
(産んでくれた両親に会いにおいで)

なんかいあんたもかおみれる?
(あと何回顔を見れる?)

19や20歳のがきじゃねえ
(19や20歳のガキじゃないんだよ)

HEY HEY HEY…

青森全部をなめんじゃねえ
(青森全部を舐めんじゃねえ)

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津軽の歌詞のサビの豆知識

吉幾三さんのTSUGARU(津軽)の歌詞のサビに登場する「しゃべれば…」は青森県の津軽では非常にポピュラーな言葉です。

津軽の歌詞のサビの豆知識

しゃべれば、しゃべたってしゃべられるし
しゃべねば、しゃべねってしゃべられる

これは何か口出せば「うるさい」と言われて、反対に何も言わなければ「何も言わない」と叱られるという理不尽さを面白おかしくリズムに乗せた津軽の言葉遊び。

吉幾三さんが言うように若い世代の人たちは知らない人もいるかもしれませんが、「どさ?(どこ行くの)」「ゆさ(温泉に行く)!」と同じくらい有名なんですよ。

TSUGARUは吉幾三の自宅が撮影場所

吉幾三さんの新曲「TSUGAEU(津軽)」のMVの撮影場所はなんと吉幾三さんの自宅!

TSUGARUは吉幾三の自宅が撮影場所

かなりの豪邸ですが、なぜわざわざ自宅で撮影したのか。

そこには吉幾三さんから青森の津軽の人、いや全国の故郷を忘れた人たちへのメッセージが込められていました。

このMVはすべて吉幾三さんの地元、青森県で撮影されています。

そして自宅をMVに登場させた。

これは東京で活躍して売れっ子になっても青森を変わらずに愛し続け、そして今尚、青森に住んでいるという吉幾三さん自身の現状を伝えることで、故郷に帰っていない人たちに帰るきっかけを与えているのです。

だからこそ中途半端に作られたものではなく、リアリティそ出したいからこそ自宅を使ったのではないでしょうか。

津軽に帰っていない若者、そして故郷を忘れている若者に対して「自分を育てて来れた場所、家族を大切にしろ!」という愛情を込めた説教のように聞こえます。

この曲が作られた本当の目的は、故郷にたまには帰って家族に会って見て欲しいと言う願いが込められていると思います。

吉幾三さんの「TSUGARU(津軽)」を聞いて、田舎に帰ってみるのもいいのではないでしょうか?

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吉幾三の新曲がラップで反響は?

吉幾三さんと言えば、日本で初めてラップに近い楽曲を出したとも言われていますよね。

その歌が「俺ら東京さ行ぐだ」

1984年に発表されたこのラップ調の歌は吉幾三さんを一気に有名にして、老若男女が愛するアーティストにしました。

そして年号が変わった2019年、日本のラップブームが後押ししてか吉幾三さんが「TSUGARU」でラップ調の歌を発表。

これに対してかなりの反響がありました。

日本人初のラッパーが満を辞して新曲「津軽」を出した!!テンション上がる!!

ラップとして聞くとイマイチだけど、心にくる。これぞジャパニーズヒップホップ!

吉幾三がラップ枠で紅白出場待ったなし。

おら東京さでるだ以来のラップ。待ってました!w

紅白に出て欲しいという声もありますが、歌詞の意味を考えると是非若者に聞いて欲しい曲ですね。

年末年始に帰れない人の心にグッと来る新曲なのではないでしょうか?

TSUGARU(津軽)吉幾三の歌詞の意味・標準語訳まとめ

吉幾三さんの新曲「TSUGARU(津軽)」は吉幾三さんが生まれ育った青森県の津軽と、そこを離れ帰ってこない若者を題材にした歌です。

歌詞の意味は津軽の人にしか理解できないような内容となっていますが、意味がわかると津軽とか関係なしに地元に帰ろうかなと思わせてくれる曲になっています。

忙しかったり、なんとなく面倒くさくて帰っていなかった地元に帰るきっかけになったら吉幾三さんがこの歌を作った意味があると思います。

自分を育てて来れた街に、親に、会いに帰ろう。