仙台育英の頭部死球は故意だった!?
第101回全国高校野球の3回戦で仙台育英と敦賀気比が激突。
そこで仙台育英の鈴木千寿投手(以下、鈴木くん)が敦賀気比の杉田翔太郎くん(以下、杉田くん)に頭部死球を当ててしまいました。
鈴木くんが退場になると思われましたが、退場にならず疑問の声があがっています。
なぜ鈴木くんは退場にならないのか?
そして、頭部死球がわざと(故意)だと言われている理由について解説したいと思います。
仙台育英で杉田に頭部死球の鈴木はなぜ退場にならない?
仙台育英で杉田くんに頭部死球を見舞った鈴木くんは退場になりませんでした。
なぜ退場にならなかったのか?
その理由は「故意ではないから」という説明がされています。
確かに故意の危険球は退場になることになっていますが、頭部死球=退場というルールはありません。
そのため、今回の仙台育英の鈴木くんが放った頭部死球は故意でないと判断されたのです。
これに対して、多くの批判の声があがっています。
前試合でサイクルヒットの杉田くんが病院送りのために交代となり、頭部死球をした鈴木くんが試合に出ている。
状況としては大変理不尽ですし、敦賀気比の選手や応援している方が怒るのは当然。
ただ、わざとでなと主審が判断したため退場にはならないのです。
仙台育英で杉田に頭部死球の鈴木はわざと?
仙台育英の鈴木くんが頭部死球を放ったのはわざとではないか?と言われているようです。
本当にわざと頭部死球を狙ったのか?
なぜわざとだと言われるのか、その理由を見てみましょう。
頭部死球かあ。
プロでも右投手が左打者の頭に当てることは滅多にないと思う— ぶいけー (@CVK79201) August 17, 2019
そうなんです、右投げの投手が左打者に頭部死球するのは非常に稀なケース。
そのため頭部死球は狙ってわざと投げたのではないかと言われているのです。
しかし、仙台育英の鈴木くんの明らかな暴投でしたからわざとではないと思いますが。
仙台育英の頭部死球は故意?
仙台育英の頭部死球は故意でないと判断されため退場にならなかったわけですが、故意だという主張は多いようです。
頭部死球が故意と言われる他の理由がありました。
仙台育英は2回戦の鳴門戦でも、その日2安打の打者に頭部死球食らわせてた。流石に狙ってはいないにしても、当てても仕方ないくらいには思ってるんだろう。#高校野球#仙台育英
— けにーぱみゅぱみゅ (@BREEDEN44) August 17, 2019
当てられた選手がベンチに退場、臨時代走投入でしたからね…
少なくとも審判の判断は頭部死球だったかと( ´⊙︵⊙` )勿論故意ではないでしょうが、鳴門の中軸でしたし、一昨年の大阪桐蔭戦の1塁交錯の件もあり、正直「やはり怖いチームだな」とは思いましたね…
— 結城/おこっぺ/ちぇるのVり (@s_l_e_i_p_n_i_r) August 14, 2019
実は仙台育英が頭部死球をしたのは今大会開幕から2回目。
鳴門高校で好調だった打者にも頭部死球を見舞っているのです。
杉田くんは前戦でサイクルヒットとかなりの好調で、今回の仙台育英戦でも間違いなく攻撃の軸となる選手でした。
2回の頭部死球。しかもその相手が調子の良い打者という偶然がわざとだと言われる大きな理由だったのです。
さらに、仙台育英は99回甲子園でも大阪桐蔭の選手に危険なスライディングを食らわせて批判されています。
仙台育英のイメージが相手選手を壊すという恐ろしいものになっているのも頭部死球がわざとではないかと言われる理由ですね。
今回の鈴木くんが投げた頭部死球に関して、調子の良い投手相手に危険球が入ったのには原因があります。
それは「打たれない厳しいコースに投げる必要」があったから。
相手の実力を認めているからこそ厳しいコースに投げようとして、その結果が残念なことに頭部死球になってしまった。
コントロールに自信がないならそんなコースを狙うなと言う批判はもっともです。
しかし、甲子園という舞台でわざと頭部死球を狙う選手なんているわけがありません。
鈴木くんが批判されるのは仕方のないことですが、故意という批判はして欲しくないのが率直な意見です。
仙台育英の頭部死球の故意と退場まとめ
仙台育英の鈴木くんがはなった危険球が頭部死球になり、敦賀気比の杉田くんが病院送りとなった件について。
退場にならなかった鈴木くんですが、確かに故意であると言われる理由をみると批判も仕方ないと思います。
しかし、わざと狙って頭部死球をしたというのはありえません。
仙台育英の鈴木くんは頭部死球から明らかに動揺していましたし、その後ピッチングのリズムが狂っています。
これが故意でない最大の理由ではないでしょうか?