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NENEビーフにSKY-HI応戦&歌代ニーナ参戦!全時系列まとめ

最近SNSを中心に、音楽ファンの間で話題になっているのが、女性ラッパーNENEによる“ディストラック”の連続リリースです。

矛先はなんと、人気アーティストのちゃんみな、ガールズグループHANA、そして音楽プロデューサーとしても知られるSKY-HI、実力派シンガーでファッションへの造詣も深い歌代ニーナまで多岐にわたり、音楽シーン全体を巻き込む形に…。

しかも、この“言葉の応酬”はただの口論やSNS炎上ではありません。

いずれもラップによる楽曲で展開されており、ヒップホップ特有の文化である「ディストラック」、そしてその背景にある「ビーフ(beef)」という概念が、理解の鍵になります。

この記事では、

  • そもそも「ディストラック」や「ビーフ」とは何か?
  • なぜNENEが批判に踏み切ったのか?
  • SKY-HIの“応戦”とはどういう意味か?
  • ちゃんみなやHANAの立ち位置や反応
  • 今後の展開予想やファンの声

などを時系列に沿ってわかりやすく解説していきます。



もくじ
  1. ディストラックと“ビーフ”ってなに?
  2. NENEのちゃんみな批判、登場人物とその関係性
  3. NENEが仕掛けたビーフの全時系列(2025年6月〜7月)
  4. それぞれの楽曲に込められた“言葉”とメッセージ
  5. この騒動はどこへ向かう? 今後の展開と注目ポイント
  6. ファンの声とSNSでのリアクションまとめ
  7. このビーフ騒動が教えてくれるヒップホップの奥深さ
  8. 誰が“正しい”のか? 私たちリスナーのスタンス
  9. あなたの耳で感じるヒップホップのリアル
  10. この記事で伝えたかったこと【まとめ】

ディストラックと“ビーフ”ってなに?

まず、一連の流れで多用されている「ディストラック(ディス曲)」や「ビーフ(beef)」という用語について分かりやすく解説していいきます。

ディストラックとは?

「ディストラック(Diss Track)」とは、相手を批判した内容のラップ曲のこと。

「Diss(ディス)」は「Disrespect=侮辱、無礼」が語源で、他者への不満・怒り・価値観の違いなどを、ラップという音楽表現でぶつける手法です。

これはヒップホップの重要な文化のひとつで、言葉や表現力を武器に自己主張を行う“戦い”の場でもあります。

「ビーフ(beef)」ってどういう意味?

「ビーフ」とは、ヒップホップ界で使われる“対立”や“いさかい”の俗語。

「問題がある」「わだかまりがある」といった状態を指し、ディストラックはこの“ビーフ”を表現・激化させる手段のひとつです。

たとえば今回のように、

  • NENEがちゃんみなやHANAに対して怒りや不満をぶつける
  • SKY-HIがそれに反応して音楽で応戦する
  • 歌代ニーナがNENEに対して音楽でパクリを指摘

といった流れは、まさに「ビーフが勃発し、ラップで火花を散らしている」という状況なのです。

単なるケンカではない、カルチャーとしての“言葉の戦い”

日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、ヒップホップの本場アメリカでは、有名アーティスト同士のビーフやディストラックが話題になるのは珍しくありません。

しかもただの悪口ではなく、リリック(歌詞)の構成力、メッセージ性、説得力のある表現などが、アーティストとしての力量を示す手段ともなっています。

つまり、ディストラックやビーフは「バトル」ではあっても、同時に「表現」であり「芸術」なのです。

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NENEのちゃんみな批判、登場人物とその関係性

ここからは、今回のNENEのちゃんみな・HANAへの一連の批判騒動の登場人物とその関係性について詳しく紹介していきます。

NENE(ネネ)

沖縄出身のラッパーで、実力派女性ラッパークルー「ゆるふわギャング」のメンバーでAwichらとの共演でも知られる存在。

言葉選びのセンスやストリート色の強さが支持されており、今回のディストラックでも一切の遠慮なしに名指しで批判したことで注目を集めました。

🔸スタンス:独立した視点・忖度のない表現
🔸今回の立ち位置:先に仕掛けた側(挑発・暴露)

ちゃんみな

韓国と日本のルーツを持つ人気女性アーティストで、ラップだけでなくR&Bやポップ要素も取り入れた幅広い楽曲が特徴。

メジャーシーンでの人気も高く、テレビ出演やフェス出演など表舞台で活躍しています。

NENEのディストラックで「歌詞やスタイルの模倣」を指摘されています。

🔸スタンス:メジャー・オーバーグラウンド寄り
🔸今回の立ち位置:NENEに名指しで批判された側

HANA

SKY-HIが代表を務める音楽レーベル「BMSG」に所属する若手ガールズグループ。

今回のビーフでは、HANAの新曲「Burning Flower」(ちゃんみな作成)の歌詞の一部が、NENEの「アツい」の歌詞の模倣だと間接的に批判されています。

🔸スタンス:BMSG所属の新人ガールズグループ
🔸今回の立ち位置:間接的な対象(歌詞)

SKY-HI(スカイハイ)

元AAAメンバーでありながら、自らラッパーとして再出発。

さらに現在はBMSG代表として、BE:FIRSTを始めとしたアーティストの育成やプロデュースも行う多才な存在。

NENEのディスに対し、ラップ楽曲で直接的に反論=“応戦”したことで大きな話題に。

🔸スタンス:経営者・プロデューサー・アーティストの三面性
🔸今回の立ち位置:NENEに応戦した“防衛側”

歌代ニーナ(うたしろニーナ)

ドイツ・日本・米国のルーツを持つクリエイター・歌手で、2021年から本名で活動。

6月23日にディス曲「mood:bored」を公開し、NENEの「OWARI」に対して「ムードボード」アイデアの盗用疑惑を指摘したことで、三つ巴のビーフに発展しています。

🔸スタンス:文化的な引用・独自性を重視
🔸今回の立ち位置:NENEに厳しい第三者的ツッコミ

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NENEが仕掛けたビーフの全時系列(2025年6月〜7月)

ここからは、NENEが仕掛けた2025年5月から7月現在までに起きた出来事を時系列で整理していきます。

① 2025年6月20日:NENE「OWARI」公開

  • 「ネタ切れのハイエナ」「電話しろよ、ちゃんみな」「自分でリリック書いてないのに?」とちゃんみなを名指しで批判
  • ちゃんみながNENEのファッションやヘアスタイルなども模倣していると暗示するような歌詞やPV
  • HANAの新曲「Burning Flower」がNENEの過去曲「アツい」と似ていることから、HANAを「アーティスト気取りのパクリ集団」と批判
  • SKY-HIに対しても「I’m so high, SKY‑HI」「…BMSG」と名指しで批判
  • 「業界の欺瞞」「スタイルの盗用」「表面的なファッション性」などを指摘

  • SNSでは「これはちゃんみなとHANAに向けて言ってる?」とファンの間で話題に

② 6月22日:ちゃんみながインスタライブで応戦しない姿勢

  • 「NENEさんとは挨拶しただけ」「電話番号も知らない」と反応
  • 「アンサーは考えてない」「忙しいし守るものもある」と明言

③ 6月23日:SKY‑HI「0623FreeStyle」公開

  • 自身のYouTubeチャンネルでNENEへの返答とも取れるラップ曲を公開しNENEを批判
  • 「1・2曲のTikTokやfeat.のヒットでHottestって笑わせる」などと批判
  • 「OWARI」のリリックへアンサーする形で反撃(「来る日も来る日もラップしてレックしてもはやなる暇ない筋肉痛」「あっちーあっちーあっちーばっちーな寄んなハイエナ呼んでないから」「お前が郷ひろみとスプリットしたら喜んでくれてやるよミリオン」など)
  • 内容は直接的な罵倒や下品なディスではなく、「立場の違い」「責任の重さ」「音楽の未来」などに言及

  • ネット上では「大人の対応」「さすがのフロウ」とSKY-HIを称賛する評価が多数見受けられる

④ 6月23日〜6月24日:歌代ニーナがXで参戦表明

  • 「ちゃんみなとかHANAとかディスってるその曲で私の曲パクってんの大丈夫そ?」と指摘

  • 翌6月24日には、NENEも参加したライブで、NENEに模倣された歌詞を含む楽曲を披露している様子のスクリーンショットなどを投稿

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⑤ 6月25日:NENEがSKY-HIのアンサー曲に対しコメント

  • SKY-HIの「0623FreeStyle」に対して、NENEがXで「お前じゃないんだよなー笑」と反応

  • 更にその後Xで「いやいや、みんな女の言い合い聞きたいんじゃないの!?エンタメやってんならその流れわかんないの!?(※現在は投稿削除済)」「次の曲、出すから待ってなよ 全部言ってあげるよ」と投稿

⑥6月26日:歌代ニーナが「Mood Board」をリリース

  • オリジナル楽曲&MVを公開して、NENEとの対比を示す

6月29日:NENE「HAJIMARI」公開

  • SKY‑HIへの再アンサー曲で、「AAAからトリプルB級」「流石社長これがビジネスですか?」など直接的批判
  • また、NENEがこの騒動を通してちゃんみなのファンから、容姿や経歴に関する誹謗中傷を受け「笑えないお前らのファンの民度、数と知名度で聞いてるらしいよ」「お前らの曲って全然、ファンに響いてないじゃん、届いてないじゃん?」と痛烈に批判

⑥ 7月2日:歌代ニーナがディス曲「mood:bored」を公開

  • 歌代ニーナが自身のXで「トドメ“mood:bored”」と投稿しディス曲を公開
  • 「お前じゃないんだよなー(笑)」「白黒つけて」「糞忙しい」などのリリックでNENEを強烈批判

⑦ 7月3日頃:NENEがXで歌代ニーナに反応(削除済み/スクリーンショット流出)

  • 「出てもねー曲どうやってパクんだよ?私に乗っからないで自信持って自分の作品リリースしろよ」「ムードボードって何それ」と投稿、後に投稿を削除するも、流出スクショでSNSは大騒ぎに

④ 2025年6月下旬〜現在:ファン・メディア・SNSの反応が白熱

  • 音楽メディアでも取り上げられ、各アーティストのSNSも監視対象に
  • ファンの間では「これは表現の自由?」「批判しすぎでは?」と賛否が分かれる
  • 次なる展開(返答・沈黙・ライブパフォーマンスなど)に注目が集まっている

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それぞれの楽曲に込められた“言葉”とメッセージ

ビーフにおいて最も注目されるのは、**「歌詞に何を込めたか」**という部分。

今回は商業的なプロモーションではなく、リアルな感情とメッセージのぶつかり合いが話題となっています。

NENEのディストラック①:「OWARI」(2025年6月20日)

ターゲット:ちゃんみな、HANA、SKY-HI/BMSG

  • スタイルやルーツの軽視、業界構造への不満が込められている
  • キーワード:「What is art? What is music?」

👉 メッセージ:音楽業界全体の創造性やオリジナル性の欠如への痛烈な批判

SKY-HIの応戦曲:「0623FreeStyle」(2025年6月23日)

ターゲット:NENE(への返答)

  • 感情的な対立というよりも、立場と信念の違いを“冷静に言葉で返す”スタイル
  • キーワード:「安くなっちまったね NENEちゃん本当」「縦型音楽でHIPHOPを消耗?」

👉 メッセージ:「このカルチャーをリスペクトして守ってるんだ」というポジション表明

NENEのディストラック②:「HAJIMARI」(2025年6月29日)

ターゲット:SKY-HI/BMSG

  • 前作の返答を“ズレた答え”と斬り、SKY‑HIとその組織への痛烈な批判を展開
  • キーワード:「お前らの曲って全然ファンに響いてないじゃん」

👉 メッセージ:「商業重視の現代ヒップホップへの怒り」

歌代ニーナ「mood:bored」(2025年7月2日)

  • ターゲット:NENE
  • キーワード:「パクりネタでパクりディスはだめよ」「ねぇねぇねぇ真似っこの話すんならクオリティーが足りない」
  • 歌代ニーナは元からのクリエイティビティ重視の立場から、今回の流れを見過ごせないという姿勢を表明しており、ビーフが思わぬ広がりを見せている象徴的な事例と言えます。

👉 メッセージ:アイディア盗用への異議申し立て、クリエイター同士の倫理観

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この騒動はどこへ向かう? 今後の展開と注目ポイント

① 各アーティストの【動きや沈黙】に注目

  • SKY-HIがこのまま沈黙するのか、再び返答するのか
  • ちゃんみなやHANAが“無言を貫く”のか、“何かしらの表明”を行うのか
  • NENEがさらに新曲を出す可能性も?

「誰が次に動くか」=ファン・業界の最大関心事

② ファンの分断とSNSの反応

  • 「NENEのリアルを支持する派」と「SKY-HIの対応を評価する派」が存在
  • X(旧Twitter)ではトレンド入り、TikTokでは考察動画が急増中
  • 一部では「これはビジネスビーフでは?」との見方も

SNS時代ならではの“二次創作的拡散”にも注目

③ 音楽業界全体に影響する可能性も?

  • 女性ラッパー同士の対立が強調されてしまう可能性
  • 一方で、女性アーティストが表現を通じて主張できる土壌が広がっている証拠とも捉えられる
  • インディーシーン vs メジャー構造の対比がより鮮明に

このビーフがもたらす“問題提起”としての価値にも注目

ファンの声とSNSでのリアクションまとめ

SNSが盛んな現代において、アーティスト間のビーフはリスナーの意見や感情がリアルタイムで可視化される現象でもあります。

今回の騒動では、X(旧Twitter)、TikTok、YouTubeのコメント欄などで様々な反応が飛び交っています。

NENEを支持する声

「本音を言えるのがヒップホップでしょ」
「女性が本気でラップで主張するの、かっこよすぎ」
「業界に媚びないスタイルがリアル。言葉の強さに震えた」

→ 特にアンダーグラウンドやインディー志向のリスナー層から熱烈な支持が。

SKY-HIを支持する声

「立場ある人間が冷静に言葉で返すのもまたヒップホップ」
「あのフロウと説得力はプロデューサーならでは」
「あれだけ攻撃されても感情的にならないのすごい」

→ SKY-HIの“受け止め方のうまさ”に感心する声が多く見られました。

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ちゃんみな・HANAを擁護する声

「売れてる人が叩かれがちなの辛い」
「アンサー出さないっていう選択肢もある」
「曲で語らずSNSで吊し上げるのは違うでしょ」

→ メジャーシーンで活動するアーティストへの**“過度な攻撃では?”という擁護**も増えています。

TikTokでは“考察系”動画も急増中!

  • ビーフに関する時系列解説
  • 「このリリックってこの人のこと言ってる?」系の推理
  • アーティスト同士の過去の共演歴や共通点の掘り起こし

ファンが参加する「読み解き型コンテンツ」として進化中です。

このビーフ騒動が教えてくれるヒップホップの奥深さ

ここまで読み進めて、「なんでこんなに直接的に批判するの?」と感じた方もいるかもしれません。

でも実は、こうした『言葉によるぶつかり合い=ビーフ(Beef)』は、ヒップホップ文化の伝統でもあるのです。

ヒップホップにおける“ビーフ”とは?

  • アーティスト同士の意見の衝突や価値観の違いを音楽で表現する文化
  • 「口で語るより、マイクで勝負」が基本スタンス
  • 多くの場合、暴力ではなくラップスキルや言葉の重みで勝負が決まる

音楽を通じた思想表現のバトルとも言えます。

ビーフは“悪口”ではなく、問いかけでもある

  • NENEは「これはディスじゃない、メッセージ」とも表現
  • 相手を否定するのではなく、“お前はどう思う?”と問いかける行為に近い
  • 言葉の応酬を通じて、表現者の本質や思想が炙り出されていく

聴く側にも“考えるきっかけ”を与えてくれる

  • メジャー vs インディーの構造問題
  • 女性アーティストの立ち位置
  • 業界の閉鎖性・タブーに触れることのリスクと覚悟

→ 今回のビーフは単なる言い合いではなく、音楽業界そのものの姿を映し出す鏡とも言えます。

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誰が“正しい”のか? 私たちリスナーのスタンス

ビーフ騒動のような対立が起きたとき、SNSではすぐに「どっちが正しい」「誰が悪い」という“ジャッジ合戦”が起こりがちです。

ですが、ヒップホップは白黒をつけるための音楽ではなく、グレーの中で本音を語り合う音楽でもあります。

リスナーにできることは、“聞いて考える”こと

  • どの曲に心を動かされたか?
  • 自分はどんな表現にリアルを感じるか?
  • 批判される側の立場にも想像力を持てるか?

👉 これは“聴く”から一歩進んだ、音楽との対話の形かもしれません。

あなたの耳で感じるヒップホップのリアル

ここまで読んで「難しそう…」と思った方も安心してください!

ヒップホップの楽しみ方に“正解”はありません。

おすすめの楽しみ方

  1. とりあえず曲を聴いてみる
     → 感情やリズムで「刺さる」曲があるかも。

  2. リリックの意味を調べてみる
     → 意外な社会的メッセージが込められていたり。

  3. 考察系YouTubeやTikTokを見てみる
     → 他人の視点を取り入れると新しい解釈が広がる。

  4. 自分なりの意見をメモしてみる
     → 好き嫌いを超えて、自分の価値観が見えてくる。

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