甲子園ドラマ、青空ふたたびは実話だった!
第101回夏の甲子園では試合の間のミニドラマ「青空ふたたび」が放送されています。
このドラマの舞台は長野県の軽井沢高校。
廃部寸前の野球部をマネージャーの力でなんとか復活させようと奮闘するストーリーなのですが、実はこれは本当にあった話なんです。
今回は甲子園ドラマ「青空ふたたび」と実話エピソードを比較したいと思います。
関連:小宮山佑茉の彼氏画像と大学が判明!
関連:小宮山佑茉役の田辺桃子が可愛すぎる!
関連:軽井沢高校野球部の現在がピンチ!?
青空ふたたびは実話だった
甲子園ドラマ「青空ふたたび」が実話であることを確かめるために、まずはドラマのあらすじを確認してみましょう。
長野県にある軽井沢高校の野球部には部員が1人もいません。
グラウンドにいるのは女子マネージャーただ一人。
マネージャーの名前は小宮山佑茉(こみやまゆま)、3年生。
小宮山佑茉の高校2年の夏が終わって、3年生の部員が引退。そして残りの部員は退部。
部員がいない野球部はこのままでは廃部。このままマネージャーを続けるか、廃部を待つか。
悩んでいる小宮山佑茉に林原監督はマネージャーを続けることを勧めました。
誰も練習することのないグラウンドを一人で整備し、使われていないボールを磨く日々。
そんな状況でも小宮山佑茉が頑張れたのは「単独チームでの夏の地方大会出場」と「夏一勝」という夢があったから。
自身の高校生活最後の夏に向けて野球部員を必死で集める小宮山佑茉。
ついに新入部員として星田尚也が入り軽井沢高校野球の夏が始まる!
ドラマ「青空ふたたび」の内容はこんな感じですね。
次に実話とされる軽井沢高校野球部の話を見てみましょう。
軽井沢高校野球部の実話が甲子園ドラマに
2015年に軽井沢高校に入学した小宮山佑茉さん小宮山佑茉さんは当時、野球のルールも知らず特に興味もありませんでした。
野球って何人でするスポーツなの?
というレベル。
ダラダラと何もせずに過ごすのが好きだった小宮山佑茉さんは、そんな自分を変えたいと思いますが何をしていいのか分かりませんでした。
そして何気なく通った軽井沢高校のグラウンド。
祖父が野球好きだったこともあり、一度野球部の練習を見学してみることにしました。
そこには泥だらけになって必至にボールを追いかける野球部の姿が。
これだ!
小宮山佑茉さんは野球部への入部を決意し軽井沢高校野球部のマネージャーとなったのです。
しかし、野球部のマネージャーの仕事はもちろん、野球のルールも知らなかった小宮山佑茉さん。
野球部の先輩や祖父から野球について教えてもらったり、本を買って一生懸命勉強しました。
これまで何かに打ち込むことをあまりしてこなかった小宮山佑茉さんにとって、軽井沢高校の野球部での生活はとても充実し大変ながらも楽しいものでした。
しかし、小宮山佑茉さんが2年生になる2016年。軽井沢高校の野球部は廃部の危機をむかえます。
軽井沢高校の実話:野球部が廃部の危機
小宮山佑茉さんが1年生時、マネージャー生活始めての夏が終わり、これまで野球部を引っ張ってきた3年生が引退。
すると残った部員は2年生たった1人だけ。それが磯山君。
しかし部員が足りず北部・中条高校との合同チームになったこともあり磯山君は野球部を辞めたいと思うようになりました。そして部活に来なくなってしまいます。
それもそのはず、これまでは同じ学校の先輩と練習してきたのに、突然まともに試合もできない上に練習は自分一人だけ他の学校に混ざる状況に。
さらに合同練習の練習場所は学校から100kmも離れていて車で片道1時間半もかかっていたのです。
礒山君を責めることはできません。
そんな時でも小宮山佑茉さんは諦めずに一人で掃除をしたり合同チームの練習にマネージャーとして参加。
その姿を見て磯山君も最後まで部活を続けることが出来たそうです。
しかし、磯山君はの夏の長野大会はおろか公式戦にすら出場できずに終わってしまいます。
部員がほぼいなくなったことで気持ちが切れたのか、小宮山佑茉さんの野球部に対する熱が少し冷めてしまいます。
秋の大会では軽井沢高校の文化祭の方に気が向いて野球と真剣に向き合わず、ことを後に反省。
ただ大会にも出られない部活で部員が集まるわけもなく、気付いたら野球部にはマネージャーの小宮山佑茉さんたった1人きりになっていました。
そして現実味を帯びてきたのが「軽井沢高校野球部の廃部」
軽井沢高校の規定で大会に出ない部活は「同好会」へ降格することが決まっています。
選手のいない野球部の存続は絶望的。もはや為す術がありませんでした。
しかし小宮山佑茉さんは何としてでも軽井沢高校野球部を存続させようと動き出します。
軽井沢高校野球部の実話:青空ふたたび
軽井沢高校から野球部を無くさないためには部員が入ればいいんだ!
小宮山佑茉さんは新入生に向けた野球部への勧誘チラシを自作し入部を呼びかけることにしました。
さらに、高校入学前の野球経験者には自筆の手紙で入部して欲しいという思いを伝え必死に働きかけます。
それだけでなく、いつ部員が入ってもいいように野球ボールを磨いたり、グラウンドの使用が出来るように草むしりや雪片付けを一人でもくもくと続けたのです。
小宮山佑茉さんには1年生の頃からの夢がありました。
・夏一勝
そのためには部員を集めなければ。
必至の呼びかけが数名の新入生に伝わり野球部に入部する1年生が現れました。
星尚也君。
そして、新入部員も部員の勧誘に協力してくれました。
徐々に野球部員は増え、最終的には8人の部員が入部しました(後に助っ人が1人見つかる)。
そして嬉しい事にマネージャーが新たに2人も入ったのです。
小宮山佑茉さんの姿に憧れてマネージャーが入るなんて嬉しかったでしょうね。
ただ一つ残念なのが、これまで小宮山佑茉さんを励まし支えていくれていた漆原監督が2017年に他の学校へ転勤が決まっていたのです。
漆原監督と小宮山佑茉さんが共に新入部員の入部を喜ぶことは叶いませんでした。
そして新しく軽井沢高校野球部の監督となったのが遠山竜太監督。
新体制で発進した野球部は部員が揃い晴れて夏の長野大会に出場します。
・夏一勝
「夏一勝」を達成するために全力で練習に励んできた部員たち。
佑茉先輩には感謝している。試合に勝って、佑茉先輩に恩返ししたい。
1年生部員たちからは自然に「感謝」「恩返し」といった言葉が出てきます。
小宮山佑茉さんになんとか勝利をプレゼントしたい。
そして挑んだ2017年夏の長野大会。軽井沢高校野球部にとっては5年ぶりの単独チームでの出場。
初戦の対戦相手は長野東高校。
3年生の小宮山佑茉さんは負けたら引退。
試合は軽井沢2-14長野東と実力の差を見せつけられる結果となりました。
2017年7月10日、小宮山佑茉さんのマネージャー生活が幕を下ろしました。
しかし、小宮山佑茉さんが軽井沢高校野球部をたった一人で守ったことは甲子園での勝利以上に価値のあるものだと思います。
これが第101回の甲子園でドラマ化された「青空ふたたび」のモデルとなった実話です。
青空ふたたびと実話の比較
では甲子園ドラマ「青空ふたたび」と軽井沢高校野球部の実話を比較してみましょう。
基本的なストーリーは一緒で、ドラマの方はかなり簡潔にまとめられている感じがしますね。
ドラマ「青空ふたたび」と軽井沢高校野球部の実話の共通点。
・マネージャーが一人でボール磨き
・マネージャーが一人でグラウンド整備
・目標「単独チームで夏出場、夏一勝」
・最後の年に一年生が入部
・夏の大会に単独チームで出場
ドラマ「青空ふたたび」と軽井沢高校野球部の実話の異なる点。
・新入部員の名前(ドラマ:星田尚也、実話:星尚也)
・小宮山佑茉は校長の胸ぐらを掴むような荒い性格ではない
現時点で出来る比較はこのくらいですね。
関連:軽井沢高校の現在の部員やマネージャー
関連:小宮山佑茉役の田辺桃子が可愛すぎる!
小宮山佑茉の実際の勧誘文章
では最後に小宮山佑茉さんが作成した軽井沢高校野球部の実際の勧誘チラシの文章を紹介します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
野球部マネージャー小宮山です
高校野球といえば甲子園で白球を追う選手たち。野球が大好きな人や、選手はもちろん誰もが憧れる舞台。でもそんな彼らだって私たちにはわからないような苦労はたくさんあるからこそ甲子園のグラウンドに立つ姿は、かっこいい。
憧れだけでは行くことができない。でも楽しい練習だけではない。辛いことがあり、逃げたいこともある。でも夢の舞台に立ちたい。憧れだけでは終わらせたくない。だから汗水たらして、泥まみれになっても頑張れるんだ。
軽井沢高校は今選手0人です。それでも私は諦めずに頑張れるのは、先輩方の諦めない姿を見てきたからです。
「少ない人数だからこそ、自分がやらないといけない責任があったから。」
「何かに夢中になるのが楽しいから」
頑張れた理由は人それぞれかもしれないし、もっと他にあるかもしれないけど、誰かのため、もちろん自分のために、頑張れた。3年間野球を頑張ったからこそ言える言葉だと思うんです。
野球やったことないけど、興味があるんだよね・・・っていう人でも、もちろん野球やってる人でも、経験者・未経験者問いません!!誰でも興味のある人はぜひ野球やりましょう!?
軽井沢高校なら初心者でも大歓迎!更に1から基礎を身につけることができます。そしてすぐに試合に出れるので沢山試合経験できます。最初は不安いっぱいでも最後には絶対やって良かったと思えるはずです。
最高の仲間と最高の高校生活造りませんか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
決して文章は上手とは言えませんが、どうしても入って欲しいという気持ちが伝わる勧誘文ですね。
ドラマ青空ふたたびと軽井沢高校の実話比較まとめ
甲子園のドラマ「青空ふたたび」は軽井沢高校野球部の実話をもとにしたストーリです。
登場人物の名前を少し変えていたりしますが、ほとんど一緒ですね。
しかし、放送時間の枠やドラマとしての流れ的に実話と少し変わっている部分もあります。
軽井沢高校のマネージャーの奮闘記、これが実話だったなんて信じられません。
部員がいない状況でも諦めなかった小宮山佑茉さん。
その精神は今も軽井沢高校の野球部に受け継がれている?
関連:小宮山佑茉の彼氏画像と大学が判明!
関連:小宮山佑茉役の田辺桃子が可愛すぎる!
関連:軽井沢高校野球部の現在がピンチ!?